「世界で戦う男が選んだのは、日本の時計だった——」
2023年、ロサンゼルス・ドジャース入団会見という世界的な注目を集めた場面で、 大谷翔平選手が手元に輝かせていたのは、スイス製の高級時計ではなく、 日本が誇る『グランドセイコー SBGM221』でした。
なぜ彼はグランドセイコーを選んだのか?その背景には、 単なるブランド価値や価格帯以上の「本質的な選択」があったのではないかと考えられます。
この記事では、大谷翔平選手が着用したモデルを中心に、 過去のセイコーとのコラボモデル、そして国産高級時計がいま再評価されている理由まで、 徹底的に掘り下げてご紹介します。
- 大谷翔平×グランドセイコー SBGM221とは?
- セイコー×大谷翔平 限定コラボモデルも大人気
- その他の注目グランドセイコーモデル紹介
- なぜ今、国産高級時計が注目されるのか?
- まとめ:大谷翔平のように、“選ぶ理由”がある時計を
大谷翔平×グランドセイコー SBGM221とは?
2023年末にロサンゼルス・ドジャースへの移籍が発表され、 入団会見という歴史的な瞬間で着用されていたのが「SBGM221」です。
この時計は、グランドセイコーの中でもクラシカルで洗練されたエレガンスコレクションに属し、 シンプルでありながら確かな存在感を放つデザインが特徴です。
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24時間表示のGMT機能搭載で、海外遠征が多いプロアスリートにも便利。
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アイボリーダイヤルにブルースチール針の美しいコントラスト。
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ケースサイズ39.5mm、厚さ13.7mmと日本人の腕にフィットする黄金比。
- 定価67万円
裏蓋にはシースルーバックが採用され、9S66ムーブメントの美しい動きを楽しめます。 価格は定価で約67万円。現在はユーズド・中古市場でプレミア価格が付くほどの人気を博し、 「大谷モデル」として国内外のファンから注目を集めています。
セイコー×大谷翔平 限定コラボモデルも大人気
グランドセイコーだけでなく、大谷翔平選手はセイコーの他ブランドとも数多くの限定コラボを発表してきました。 中でも人気が高いのは、GPSソーラーシステムを搭載したアストロンシリーズや、 ダイバーズモデルで高い評価を受けるプロスペックスシリーズです。
代表的な2020年モデル:セイコー アストロン 大谷翔平限定
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世界初のGPSソーラーウオッチに大谷モデルが登場。
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ケースバックには「Shohei Ohtani」のサイン入り。
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世界限定1700本、発売後すぐに完売。
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ステンレススチールの重厚感にスポーティさを兼備。
- 販売数は1,700本で、希望小売価格は275,000円(税込)
2025年新作モデル:プロスペックス メカニカルダイバーズ1968 GMT
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大谷選手の所属チーム、ロサンゼルス・ドジャースを想起させるベゼル。
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耐磁性に優れたメカニカルムーブメント。
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国内限定1700本、価格は税込330,000円。
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セイコーブティックや一部百貨店限定での販売。
これらのモデルは時計ファンのみならず、大谷選手のファンやコレクター層からも人気が高く、 「記念モデル」としての価値も加味され、市場価格は上昇傾向にあります。
その他の注目グランドセイコーモデル紹介
グランドセイコーには、SBGM221以外にも数々の傑作モデルがあります。 その中でも特に評価が高いのが、以下のシリーズです。
エボリューション9 コレクション
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より現代的なデザインとケース構造を備えた次世代モデル。
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代表モデル:SLGH005「白樺」
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メカニカルHi-Beatムーブメント搭載、自然から着想を得た文字盤デザインが人気。
- 約130万円
スプリングドライブ コレクション
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セイコー独自の技術「スプリングドライブ」を搭載。
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代表モデル:SBGA211「雪白」
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滑らかなスイープ運針と信州の雪景色をイメージした白文字盤。
- 約120万
ヘリテージ コレクション
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伝統的なデザインを現代に再構築。
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代表モデル:SBGR311
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限定生産、クラシカルなブラウンダイヤルとゴールドインデックスが美しい。
- 約80万円
スポーツ コレクション
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GMT、クロノグラフ、ダイバーズなど機能性に優れたシリーズ。
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代表モデル:SBGJ237(20気圧防水、GMT機能搭載)
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ビジネスからアウトドアまで幅広く使える万能モデル。
- 約80万円
なぜ今、国産高級時計が注目されるのか?
かつては高級時計=スイス製というイメージが強かった時代もありました。 しかし今、グランドセイコーを筆頭に日本製の時計が世界中で再評価され、 一部のスイス時計と肩を並べる、あるいはそれ以上と評価されるケースも増えてきています。
グランドセイコーの3つの魅力
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高精度なムーブメント
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スプリングドライブ、メカニカル、クォーツの3系統における極限の精度と信頼性。
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日本独自の美学と仕上げ
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ザラツ研磨による鏡面仕上げ。
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信州の自然から着想を得たダイヤルデザイン。
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真面目な製品哲学
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職人による手作業の工程。
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製造から検品まで一貫した日本国内での生産体制。
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また、グランドセイコーはスイスブランドに比べて「ロレックス感」や「威圧感」がなく、 知る人ぞ知る上質さがあるため、ビジネスシーンでも好感度が高いという声が多数寄せられています。
まとめ:大谷翔平のように、“選ぶ理由”がある時計を
ブランドの価値は価格だけで決まるものではありません。 誰が選び、どんな背景や哲学に惹かれてその時計を身につけているのか。
大谷翔平選手がグランドセイコーを選んだのは、見た目の派手さではなく、 その確かな品質、静かなる日本の矜持、そして未来を見据えた選択だったのかもしれません。
あなたも、ただ流行やブランド名で選ぶのではなく、 “自分にとって意味のある一本”を探してみてはいかがでしょうか?
国産時計の魅力は、知れば知るほど奥深い。
その一本が、人生の節目に寄り添う「相棒」になるかもしれません。
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