この記事では、画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」を商用利用するための条件や料金プラン、使い方について詳しく解説します。Midjourneyをビジネスで活用したいと考えている方や、画像生成AIを利用してみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
- Midjourneyとは?
- Midjourneyは商用利用が可能
- Midjourneyの著作権と商用利用の条件
- Midjourneyの料金プラン
- Midjourneyの使い方
- プロンプトを使いこなすコツ
- よくある質問
- まとめ
Midjourneyとは?
Midjourney(ミッドジャーニー)は、ボイス・テキストコミュニケーションツール「Discord」を通じて利用できる画像生成AIです。専用のチャットルームにプロンプト(AIに描いてほしい内容を伝えるテキスト)を入力するだけで、簡単に高品質な画像が生成されます。
その手軽さと画像のクオリティの高さから、他の画像生成AI「Stable Diffusion」と並び、多くの注目を集めています。
Midjourneyは商用利用が可能
Midjourneyは、生成した画像を商用利用することができます。つまり、ビジネスでの使用や、NFTとしての販売にも対応しています。ただし、商用利用には一定の条件があるため、以下で詳しく解説します。
Midjourneyの著作権と商用利用の条件
Midjourneyの利用規約によると、生成した画像の著作権は、条件を満たせば作成者に帰属します。ただし、条件を満たしていない場合、商用利用はできません。主な条件は次の通りです。
商用利用するための条件
- 有料プランへの加入:Midjourneyの商用利用には、必ず有料プランに加入する必要があります。無料プランで生成した画像は、商用利用できません。
- 年間100万ドル以上の収益がある企業:年間収益が100万ドルを超える企業は「Pro Plan」または「Mega Plan」に加入する必要があります。
Midjourneyの料金プラン
Midjourneyには、4つの料金プランが用意されています。それぞれのプランと特徴を以下にまとめました。
プラン | 料金(月額・年間契約) | Fast GPU Time | Relax GPU Time | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Basic Plan | 8ドル | 3.3時間 | 制限なし | 約200枚まで生成可能 |
Standard Plan | 24ドル | 15時間 | 無制限 | 無制限生成が可能(低速モード) |
Pro Plan | 48ドル | 30時間 | 無制限 | 画像の非公開生成機能あり |
Mega Plan | 96ドル | 60時間 | 無制限 | 毎日多くの画像生成に最適 |
※月額サブスクリプションの場合は若干の料金変動があります。
無料版は停止中
以前は無料プランがありましたが、現在は利用停止中です。Midjourneyを利用するには、有料プランへの加入が必須です。
Midjourneyの使い方
Midjourneyを使って商用利用が可能な画像を生成するための基本的な手順を解説します。
1. Discordのアカウントを作成する
MidjourneyはDiscordを通じて利用しますので、まずはDiscordのアカウントを作成しましょう。アカウントの作成はDiscord公式サイトから行えます。
2. Midjourneyに登録する
Midjourneyの公式サイトにアクセスし、「Join the Beta」をクリック。Discordのアカウントと連携させることで、Midjourneyのサーバーに参加できます。
3. 有料プランに加入する
Midjourneyのサブスクリプションページにアクセスし、希望のプランを選択して加入します。支払いが完了すると、商用利用が可能な環境が整います。
4. プロンプトを入力して画像を生成する
Discord内のMidjourney専用部屋で、「/image prompt: (プロンプトの内容)」を入力することで、画像生成がスタートします。たとえば、「/image prompt: a boy」と入力すると、男の子の画像が生成されます。
プロンプトを使いこなすコツ
Midjourneyでは、プロンプトの内容が出力される画像の質に大きく影響します。初心者でも使いやすいプロンプトのコツをいくつか紹介します。
1. マルチプロンプトを活用
複数の要素を指定する場合、プロンプトに「::」を使うと、それぞれを別の単語として認識させることができます。たとえば、「space station」というプロンプトは宇宙ステーションが生成されますが、「space::station」とすることで「宇宙空間にある駅」のような画像を生成できます。
2. プロンプトウェイトで優先順位を設定
生成される画像で特定の要素を強調したい場合、プロンプトウェイトを使います。たとえば、「space::3 station」と入力することで、space(宇宙空間)がstation(駅)よりも3倍重要であることをAIに伝えることができます。
よくある質問
1. 無料版で生成した画像は商用利用できる?
いいえ、無料版で生成した画像は商用利用できません。有料プランで生成した画像のみが商用利用可能です。
2. プランを解約した後、生成した画像の著作権はどうなる?
Midjourneyの規約によれば、プランを解約した後も、生成した画像の著作権は本人に帰属します。
3. プランを解約する方法は?
Midjourneyのサブスクリプションページにアクセスし、「Billing&Payment」の「Cancel Plan」ボタンをクリックして解約できます。キャンセルは請求サイクル終了時に有効になります。
まとめ
この記事では、Midjourneyを商用利用するための条件や料金プラン、使い方について解説しました。商用利用を検討している方は、まず有料プランに加入し、自社の利用条件に合ったプランを選択することが重要です。
Midjourneyをビジネスやクリエイティブな活動に役立て、ぜひその可能性を広げてください。