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コカコーラの値上げの歴史

 

コカコーラ値上げの記事を見てつい調べたくなったのでまとめてみました。

 

【缶ジュースの値段の変遷】

身近な飲み物の缶ジュースの値段は時代と共に変化してきました。推移を見てみましょう。

 

贅沢品だった時代

1954年(昭和29年)に日本で最初に販売された「明治天然オレンジジュース」の値段は、当時200mlで1本40円でした。当時の物価を考えると、これはかなりの高値であり、かけそばが1杯40円~50円、映画館の入場料が1人200円程度だった時代において、高級な飲み物として位置づけられていました。

現在の金額に換算すると、なんと約900円に相当します。これは当時、贅沢品であったことを物語っています。

 

 

缶ジュースの値段の推移

次に、コカコーラの値段の推移を見てみましょう。

1965年 50円で販売
1973年 60円に値上げ
1974年 70円に値上げ
1975年 80円に値上げ
1980年 90円に値上げ
1983年 缶ジュースはほぼ100円に統一

1983年にコカコーラが缶ジュースの値段を100円に設定したことにより、各飲料メーカーも同様に設定し、缶ジュース100円の時代が到来しました。このことで、ワンコインで買える自動販売機の缶ジュースは、手軽でいつでもどこでも買える飲み物として定着しました。

 

消費税の影響

消費税が導入されたことで、缶ジュースの価格にも影響が出ました。

消費税3%で110円に値上げ:1983年、コカコーラが缶ジュースの値段を100円に設定した後、最初の値上げが行われました。1989年に消費税3%が導入された際には、缶ジュースの値段は100円に据え置かれ、実質的に3円の値下げとなりました。しかし、1992年には原材料費の高騰などを理由に、ついに110円の値上げに踏み切りました。

消費税5%で120円に値上げ:1997年に消費税が5%に引き上げられた際には、一旦は値段が据え置かれましたが、翌年の1998年には原材料の価格高騰や増税対策を理由に、再度10円値上げされ、120円になりました。

消費税8%で130円に値上げ:2014年の消費税8%の増税の際には、飲料メーカー各社が130円に値上げしました。

 

軽減税率の影響

2019年以降、軽減税率が導入され、自動販売機で販売されるジュースやコーヒーなどの飲料水は軽減税率8%の対象となりました。そのため、自動販売機で買う缶ジュースは130円のままとなりました。

このようにして、缶ジュースの値段は時代と共に変化してきましたが、軽減税率の導入などにより値段の変動が抑制される一方で、原材料費の高騰などによる値上げが続いています。

 

 

値上げに対する消費者の反応

これらの値上げに対して、消費者からはさまざまな反応がありました。特に、値段が10円単位で上がることについては、当然のように疑問が投げかけられました。なぜなら、消費税が導入された場合、実際の値上げ額は商品価格に消費税を加えた金額になるべきだからです。しかし、自動販売機のおつり問題や販売体制の変更などが背景にあるため、値上げ幅が10円単位になったと考えられます。

 

キャッシュレス時代の影響

また、最近ではキャッシュレス決済の普及に伴い、自動販売機の価格設定が1円単位で行われることも増えてきました。これにより、消費者は従来よりも細かい値段の変動に敏感になり、価格競争が一層激しくなる可能性があります。

 

今回の値上げにより自動販売機では130円→140円の値上げになるのでしょうか、最近は自身もキャッシュレスで購入しているので値段がわからなくなってきていますが、何気に高くなってきてますよね。

 

まとめ

缶ジュースの値段は、時代と共に変化してきました。初めは贅沢品として位置づけられ、その後、自動販売機で手軽に購入できるようになりました。消費税の導入や増税、軽減税率の影響などにより値段が変動しましたが、今後も消費者のニーズや市場の動向に応じて価格設定が変化していくことが予想されます。

 

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